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  • 私の筆名「かんべみのり」ってのは、まんま、旧姓の名前なんです。

夫の人の名字は私の旧姓に読みがとても似てるのと、既に「かんべ」姓で積み上げた実績の場があったので、結婚で名前を変えることにはそこまで抵抗はなかったのですが、パスポートに旧姓を併記してくれるっていうならしてほしい…。

実は去年、すっかり夫姓に変更したと思って航空券買って、空港で「ぎゃーパスポートがかんべのままやったー!」ってことをやらかしたんです。(別室連れて行かれて尋問されてめっちゃ大変)

できればこのままかんべのパスポートで過ごしたいけど今年失効するし、失効前に娘と母子旅行する際名字が違ってると多分厄介やな…と。

(西原理恵子さんの毎日かあさんで、鴨ちゃんが帰ってきて旅行しようとしたら、西原さんのパスポートが失効してて、しょうがないから父子で行かせようとしたら「名字が違うから親子関係確認できない」と言われるエピソードがあったんですよね…)
というわけで、なるべく早いうちにこの問題クリアにしとこうと思いまして、実行に移しました。

多分興味がある方もいらっしゃると思うので、残しておきます。

[事前に用意すること]

  • 申請書の記入
  • 資料の用意

東京都生活文化局のホームページから申請書をダウンロードして記入。
これは、都道府県によって違うみたいです。各都道府県のものを見てください。

で、外務省のHPのこんなときどうするのQ&A集にこのような記載がございます。

Q16 結婚して姓が変わりました。旧姓をパスポートに記載することは可能ですか?

A できません。ただし、例外的に併記することが可能な場合があります。
パスポートの氏名は戸籍に記載されている氏名でなければいけませんので、結婚や養子縁組により姓が変わった場合は、改姓後の氏名でパスポートを作成する必要があります。ただし、外国で旧姓での活動実績があり、旧姓表記でないと支障が生じる場合など、渡航にあたり旧姓などの別名も併記する必要がある場合は、その必要性が確認できる書類等を提出していただき、審査の結果、これが認められる場合には、別名併記が可能です(この場合は姓の後に括弧書きで表記されます。なお、この場合、別名併記はあくまでも例外的かつ便宜的な措置であるため、ICチップには記録されません。)。詳しくは、各都道府県の申請窓口又は在外公館へご確認ください。

↑というわけで、旧姓での海外での活動実績が必要なのですが、私の場合は、まだ海外での活動実績はないのがネック。
しかし実は、何度か著書本の翻訳オファーを頂いたこともあり、今後ガンガン翻訳されるかもしれない…という期待も込めてその旨を記載しました。
確かこんな感じのことを書いたと思います

すでに結婚前より旧姓を使用して著作業をしており、著書も数冊出版しています。
著書の海外での翻訳のオファーを頂いたこともあり、今後そういった案件が増えることも予想できますことから、
旧姓の併記を認めていただけますようよろしくお願いします

で、この時点で、「もし、根掘り葉掘り聞かれた挙句却下されたらどうしよう…」という不安が立ち込めてきます。
というのも、十年以上前に、まだ当時は芸術家などに限って認められていた旧姓表記を申請し、ものすごく大変な思いをされた演奏家さんの話を聞いていたからです。
彼女と話したのは十年前なのですが、「アメリカでの公演のチラシを全部集めてバインダーにして持っていってすごく説明した」とおっしゃってました。
そこから条件が緩和されたという噂は聞いたことがあったものの、こればかりはやってみんことにはわかりません。
しかも、今日はパスポートセンターに行く前後に仕事があるので荷物がとっても多い!
これに著書を全部とか詰め込むのは肩が死ぬ…と、アマゾンの著書一覧ページを印刷して持って行きました。
スクリーンショット 2017-03-23 9.27.14
↑まさにこれ。

「まあでも、旧姓っていうてもひらがなだし……こちらはこちらでペンネームとして生き残ってるから
パスポートに旧姓載らんでもいいかなあ……」とだんだん弱気になってきたのですが、
念のため本物の本を2冊(うち一冊はラジオ講座連載中の挿絵が載ってる本。連載もやってるんだぜ感を無理やり醸し出すため)用意。

で、結論から言いますと、
あ っ さ り 通 り ま し た。

「はいはーい、これが著書でこのお名前併記したいのね、じゃ、コピーとりまーす」

え?!本も持ってきてるんだけど見ないの?!……みたいな。

 

もうこればっかりは、先人の女性の方々に感謝するしかない。
パスポートに旧姓併記したいなんて特異な人 という常識が、きっとここ何年かで
併記したいのね、はいどうぞ という風に変わったんでしょうね。

 
ちなみに、こちらのブログを参考にしてやってみました。
そしたら、このブログの一番下に参考ブログとして、知人の国保さんのブログが挙げられていてびっくりしました。

国保さん、見知らぬブログ主様はじめ、女性の先輩方……道を作ってくださって本当にどうもありがとうございます。
実物は多分来月受け取れます。たのしみーーー^^

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