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ビジネススクール時代の恩師、岡島悦子先生が2冊目の著書を出版されたので早速購入。

「40歳が社長になる日」ってなんのこっちゃ?と思っていたのですが、読んでいくと徐々に明らかに…。

昨年ベストセラーになった、ライフシフトという本がありますが、
今50歳以下の人たちの半数は100年ライフを送っても不思議ではない。
そんな、100年時代=労働寿命60年時代、しかも技術の進歩がこれまで以上に早くなり、
旧世代のやり方は通用しなくなっている時代なので、今までみたいに60前後で社長に就任し
5〜6年勤めて退職…というやり方ではなく、経営を10年15年という長いスパンで長期的に考えていかざるを得ない。
2025年、一部のベンチャーではなく、大企業でもデジタルネイティブである40歳の若いリーダーが登場する…というのがこの本の仮説であり、リーダーの心構えだけでなく、一社会人として、一人間としてこれからの時代をどう生きていくかの指南書になっていました。

特に私が引っかかったというか、自分の仕事を鑑みたのが女性の活躍推進についての記述です。
岡島さんといえば、「チャック女子」という言葉の生みの親。
ちょうど岡島さんたち今50代くらいの女性って、総合職の走りとして世に出たものの
男性と同化しないと会社では生き残れなかった。
女の格好をしているけど、背中にチャックがあって、開けたらおっさんが入ってるというw

挿絵がちょっと適当すぎるので、自分が思うチャック女子ってこういう感じじゃないの?っていうのはこちら(笑)…でも学友の一人から「もっとできるおじさまが入ってるイメージ」って言われちゃったわ
img_4454.jpg

で、フェイスブックにここら辺をアップしたらご本人からも指摘があったんですが、
確かにチャック女子として同化せざるを得なかったかもしれないけど、
ダイバーシティとか多様化っていう話になったとき、「女性だから」という理由で彼女らの意見を吸い上げても、視点がすっかり男性化しているので、かならずしもダイバーシティには有効ではないんですね。
女性が女性のままプロとして働く…というのがこれからは求められている。
ここら辺、男性上司にも難しいと思うし、女性にもとってもチャレンジングなことだと思う。

横道それますが、
自分自身、今妊娠中なのですが、チャック女子とかちっちゃいおっさんとかより何より、
「仕事しながらつわりと育児と両立するのまじ無理ゲー」
ってのを、ここ数ヶ月いやというほど実感しまして…。
あ〜今会社員だったら間違いなく退職の道を選んでたなあ…なんて微妙に落ち込んだりもしていたのですが、
こういう女性の視点というか経験というか、生の声ってのは絶対に何かに生かしたほうがいいのではないか…と妙なやる気を沸かせてみたりしながら一晩で読了しました。

ちなみにそれた横道のもう一派がこちら↓女性コミック誌受けしそうな課題だな…。

【チャック女子】 大企業も一般職も知らんけどチャック女子ってこんな感じ?? #チャック女子 #40歳が社長になる日

かんべみのり(MBAまんが)さん(@irony_membak)がシェアした投稿 –

これからの100年ライフを生き抜く若いひと、働き方に迷ってるひとだけでなく、
次の世代に社会を任せる年上のひとにも是非読んでいただきたい一冊でした。

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